鯨の街・下関では、商業捕鯨再開を契機に、
鯨肉が山口県の特産品として
定着するように様々な活動を行っています。
また、山口県ならではの鯨料理が必要との考えから、
飲食店、宿泊業などの食に関する関係者が参画して
「感鯨料理」と題して、
新たな鯨料理メニューの開発を行いました。
ここでは、伝統的な鯨料理だけでなく、
新しい鯨料理のメニューや、「感鯨料理」のメニュー
などをご紹介します。
「感鯨料理」=「感動する鯨料理」
「感鯨料理」とは鯨肉のおいしさを知って、感動してもらいたいという思いから名付けました。
また、県外の方々をおもてなし(歓迎)したいという思いも込められています。
「感鯨料理」は、鯨舌(げいたん)※を使用した鯨料理
鯨の様々な部位の中でも、「舌」は、上質な甘みがあるものの下処理が難しいため、一般にはあまり流通していない部位です。
そこで「感鯨料理 料理部会」では、山口県にしかない鯨料理メニューを検討する中で、鯨舌に着目し、地域色を打ち出せる食材としてメニュー開発に取り組みました。
メニュー開発を通じて、鯨舌が様々な調理が可能なおいしい食材であるということが分かったため、県内の多くの料理店で提供していただけるよう、鯨舌を使用した鯨料理全般を「感鯨料理」と定義することにしました。
※鯨の舌は「さえずり」と呼ばれますが、 牛の舌を「牛タン」と呼ぶことをヒントに、 「 鯨舌 」 と表記し「 げいたん 」と呼ぶことにしました。